iOSアプリ開発時にはARCという機能をONにしている。
ARCはインスタンスを管理して、不要になったら自動的に解放してくれる便利な機能です。
これを使うことによって release などの明示的な解放処理の記述を書かなくてもよくなります。逆に書くとエラーになります。
しかし、開発をしていると、他のプロジェクトのソースを参考にしたり取り入れたりすることも多いので、その際はこのARCが問題になります。
参考にするソースがARCに非対応の場合、release などの記述がコード中にあるので、そのまま取り込むと
not available in automatic reference counting mode
というようなエラーが発生します。
このエラーを無くすために ARC 非対応の記述を一つ一つ直すのは大変なので、以下の手順で特定のソースだけ ARC をOFFにしてコンパイルします。
[Build Phases] - [Compile Sources] で該当のソースファイルを選択してEnter
表示されたエディットボックスに -fno-objc-arc を記述してEnter
この設定で、指定されたファイルは ARC OFF でコンパイルされます。